2012年11月5日月曜日

トゥクトゥクに乗ってみた

 バンコク市街地の交通渋滞は酷い。電車で行けば10分程度のところ、タクシーを使うと40分ぐらいかかってしまう。そんなわけで、駅から遠いところに移動するときにタイ名物の「トゥクトゥク」という三輪タクシーを使ってみた。交通渋滞の車の隙間を縫うように走る。時には対抗車線を走り続け、対向車が来ると隙間を見つけて元の車線に戻るという、かなりスリリングな体験。
 トゥクトゥクに乗る際、通訳が何やら交渉していたので、何か?と尋ねると、目的地に着く前に、ある場所に立ち寄ってくれれば、乗車賃を安くするということ。OKを出すと、スーツの仕立て屋と宝石店に連れていかれた。もちろん何も買わずに出てきたのだが、これで乗車賃は無料になった。乗車賃は、100バーツ(270円)ぐらい。乗車賃より、お店からの「ご褒美」の方が効率が良いらしい。面白い経験ができた。

 
トゥクトゥクのエンジンは660cc。日本の軽の中古エンジンを流用しているらしい。それであの軽い車体なので、かなり力があり渋滞の市街地を軽快に走り回れる。3人乗りだが、場合によっては5人乗っていることもある。タイの道路交通法は、たぶんゆるゆるなんだろうな。日本にも輸入されているらしく、150万円前後とのこと。