2012年10月31日水曜日

海外出張に出かけます

 中国との関係がややこしいことになっている。自社商品のほとんどを、中国の協力工場に頼っている現状は、とても不安なので、中国以外の生産拠点を確保しておかなければならない。
 ベトナムやミャンマーも候補なのだが、インフラの整い状況を考えると、タイが最も有力だ。というわけで、本日これからタイへ出張することに・・・タイは初めてだが、かつての同僚が、バンダイタイ工場の工場長をやっているので、現地での案内は万全だろう。 帰国は4日。

2012年10月30日火曜日

週一回のお楽しみにしておこう

 もう10年以上・・・正確には忘れてしまった。あまり熱心でないし、イベントなどで行けないことが多いのだが、毎週日曜日の午後、陶芸教室に通っている。飽きっぽい自分にしてはよく続いていると自分自身に感心している。
 毎日、土をこね、ロクロに向かう生活が近い将来の目標だが、、今はまだまだキャラクタービジネスの世界の方が楽しいから、当分は週一回のお楽しみ。それでも、 最近、下手は下手なりに腕が上がってきているらしく、仲間内に作品が売れることもあるから、ちょっと嬉しい。




炭化焼成で仕上げたランプシェード。まあまあの出来。ひとつは友人の新築祝いにプレゼント予定。もうひとつは売約済み。陶芸作品のなかでは、デザイン的要素が強いランプシェードが好み。自分で陶芸教室を開けるほど上手くはなれそうもない・・・

2012年10月29日月曜日

応援したい模型サークルの活動

 日曜日、地元の「町民文化祭」が開催されていたので、会場に足を運んだ。私が時々遊んでもらっている地元の模型サークル・MCプロジェクトが、町からの要請で文化祭に協力しているからだ。模型サークルに何故声が掛かった聞いてみると、小学校の模型クラブを活性化させたいという行政の思いがあるからだという。
 私が住んでいる長泉町は、このご時世に地価上昇、人口増加。特に子供の人口が増加していて、小学校が校舎増築しているほどだ。そのせいでグランドが狭くなってしまったため、子供たちがインドアで出来る部活を増やしたいとのこと・・・なるほど。
 会場には、サークルメンバーの作品と、小学生たちの作品が展示されていて、町から提供されたプラモデルを使っての模型教室が開かれていて人気だった。とても良い企画だと拍手。

「プラモデルを作る子供たちが少なくなると、メーカーの新製品開発が減ってしまって、大人の模型ファンも困りますから・・・」と、MCプロジェクトのメンバーたちは布教活動に、とても協力的だ。


 長泉小学校は私の母校でもある。私が5年生の時、「模型工作クラブ」というのがあって、所属していたことを思い出した。40数年前の記憶が蘇る。

2012年10月26日金曜日

今日もまた飲んでいる

 9月末の上期決算が終わったばかりなのに、もうそろそろ来期の事業計画と予算案を作らなければならない時期になってきた。フルマラソンを走りながら、ゴールする前にまた次のフルマラソンを走る準備をするようなもので、しんどいと言えばしんどい。とはいえ、まあこのところ、天気の良いコースを走っているので、体調も良いし気分は悪くない。それに、最近、新しく面白そうなコースを見つけてしまったので、そのコースを走りたくて、ちょっとウズウズしている。

 たまには給水も必要だということで、今日もまたスペシャルドリンクを飲んでいる。いつもの給水所(鳥酎)で、マスターが仕込んでくれたのが「BOWMORE」。1779年から続く、アイラ島最古の蒸留所。シングルモルトの女王と呼ばれているらしい。海の香り、かすかな甘み。かなり飲みやすい。


 ボトルキープしたばかりなのに、既に半分に。気の合う友人と飲む酒は進む。これでまた、気持ちよく走れそうだ。

2012年10月25日木曜日

JAPAN国際コンテンツフェスティバル2012

 昨日、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル 2012」略してコ・フェスタ 2012のグランドセレモニーが、お台場の「Diver City Tokyo」で開催され、ご招待を受けたので出席。コ・フェスタとは、日本が誇るゲーム、アニメ、マンガ、キャラクター、放送、音楽、映画、ファッション、デザインを広く海外に発信していくために、各種イベントを連携させていこうという企画。経産省が主導している。
 開催時間より早めに着いたのだが、開場時間にならないと入場できないと杓子定規な対応をされたので、「そうそう、ここにはガンダムがいるじゃないか」と、外に出てライトアップされたガンダムと再会。静岡に立っていたときより、こころなしか小さく感じたのは周囲のビルが大きいせいなのか・・・ガンダムを観ていると、1980年代前半の思い出が、走馬灯のように・・・なんてね。
 

 コ・フェスタの方は、狼のかぶりものをしたロックバンド(名前知らない)の、演奏で始まり、枝野大臣他、エライ人たちが壇上から挨拶。私も、アニメ業界の知り合いがたくさんいたのでご挨拶。そろそろフェードアウトしようと思っていたら、乃木坂46が登場したので踏みとどまった。生・乃木坂46を観るのは、実は初めて。かわいい子がそろっているなとニヤニヤ・・・


乃木坂46の歌と踊りを鑑賞しながら「世の中は、かわいい女の子で回っているよね」と、私。「アニメもゲームもね」と友人。まったく、その通りだね。

2012年10月24日水曜日

『草原の椅子』宮本 輝

「映画化決定!」の帯に目をとめて、久々に宮本輝作品を読んだ。「草原の椅子」だ。「泥の河」や「優駿」他、名作が多数あるが、私が一番好きなのは「森のなかの海」。もう随分前に読んだ作品なので、ディティールは忘れてしまったが、主人公の主婦は阪神大震災で家を失う。地震直後に、夫は愛人の元へ。離婚した主人公は、学生時代に知り合った老婦人から、奥飛騨の広大な森と山荘を相続し、息子二人と移り住む。森のなかで暮らしながら、再生していくお話。
 「草原の椅子」は、離婚し娘と二人暮らしの50歳のカメラメーカー営業次長と、カメラ量販店の社長の友情を軸に、虐待されて育った5歳児や、営業次長が一目ぼれしてししまった女性が絡んで話が進む。メインテーマは「人の幸せとは何か?」ということ。
 50歳の男二人は、「世界最後の桃源郷」と呼ばれる、パキスタンのフンザに旅することを計画していたのだが、その旅に一目ぼれ女性と5歳児が同行することに。タクラマカン砂漠に立ち、フンザを到着した一行が、それぞれに感じたことは・・・
 ぐっと話に引き込まれて、いつもの倍のスピードで一気に読破してしまった。そして、改めて幸せってなんだろうと考え、自分の人生を振り返り、今後どう生きていこうかとか思う。


 あとがきの中で、「この国の、ありとあらゆる事柄に腹が立ち。為政者や役人たちだけでなく、電車のなかで隣り合わせた行きずりの人や、どこかの居酒屋で近くに座った客や、道ですれちがっただけの若者、はては公園で遊んでいる幼児たちにさえ、憎しみの目を向けてしまう自分に、自分であきれたことが幾度もあった」とあるように、作者のこの国に対する絶望ぶりが伝わってくる。しかし、そんななかで「幸せとは何か」を問うている作品である。

2012年10月23日火曜日

吉田拓郎 ライブ 2012

 昨日の17時頃、こっそり会社を早退した。向かった先は有楽町の東京国際フォーラム・ホールA。3年半ぶりの「吉田拓郎 ライブ2012」である。2009年のライブツアーでも、この東京国際フォーラムに足を運んだ。その後、体調不良ですべてのライブが中止となってしまったし、本人も「もうやらない」と公言していたので、あれがの最後のライブだと思っていった。
 拓郎ファンである私は、今回もチケット確保に全力を尽くした。その結果、東京国際フォーラム、横浜パシフィコ、NHKホール 各2枚ゲット(妻も大ファン)。よく、氷川きよしを追っかけているおばちゃんや、アイドルを追っかけている若者とかをみると、「なにやってんだか」と冷たい目で見てしまうのだが、何のことはない全く同じじゃないか・・・


 会場ロビーには関連グッズが並ぶ、Tシャツとかシルバーアクセサリーとか・・・そこに群がるおじさん、おばさん、そして私と妻。アニメやアイドルもファン心理は全く同じだね。でも「夢中になれる何か」があることは幸せだと思う。

 10月29日の横浜パシフィコは、重要な会議がある日なので行けないことに・・・泣く泣く、妻の友人にチケットを譲ることに・・・残念。NHKホールはもちろん行きます。

2012年10月22日月曜日

思えば遠くへ来たものだ…

10月20日~21日 幕張メッセで「電撃20年祭」が開催された。電撃ブランドで躍進を続ける アスキー・メディアワークスの創立20周年を感謝するファンイベントだ。公式発表を聞いていないが、メッセの1ホールから4ホールを使って行われたイベントは大盛況だった。
 2000年にトイズワークスが設立され、私はそちらに移ったので、既にメディアワークスを離れて12年が経っているが、創立直後からの軌跡を体験しているだけに、この20年祭には感慨深いものがある。浅草の会社に約20年、そこからまた約20年・・・思えば遠くへ来たものだ・・・


 勢いで設立されたトイズワークスが、生き残るために始めた「フィギュア開発」。最初のころは原型師さんの人脈もなく、品質的にはお世辞にも自慢できるものではなかったが、今では自慢しても良いだろう。その証しとして、AMWの雑誌付録等で認知された「にいてんご」が好評だ。そして、ファンサービスに企画された「電撃ヒロインズ フィギュアコレクション にいてんご 20体セット」の発注をいただき、会場で受注させてもらった。なかなか好評だったようだ・・・思えば遠くへ来たものだ・・・


 価格12,000円。電撃屋で予約受付中。締め切りは10月31日。ちなみに「にいてんご」のネーミングは私。ナイスセンスと自画自賛。

2012年10月19日金曜日

今日もまた飲んでいる

 今日もまた飲んでいる。最近馴染みになったのが、飯田橋駅近くの「鳥酎」という居酒屋。美人じゃないが愛嬌のある女の子と、気風のよいマスターに好感。
 マスターは酒好きで、日本酒からウィスキーからかなり造詣が深い。「ARDBEG 無いの?」と、あるわけない銘柄をオーダーして「ツウ」ぶってみた。もちろん無かったのだが、「私も好きなんですよ」と、次に行くと仕入れてくれてあったので、ボトルキープし、通っている。

 「酒も女も仕事も、癖がある方が魅力があるのさ・・・」などと、わかったようなわからないような事を言いながら、今日もまた気の合う友人と飲んでいる。


 「AEDBEG 10年」 モルトウィスキーの聖地と呼ばれているアイラ島の蒸留所(1815年開業とのこと)。強烈にスモーキー。潮の香りが強い。これまた病みつき・・・

2012年10月17日水曜日

便利と危険…ネット社会の危うさ

 おびただしい数の、さびしい主婦や未亡人、そして家出娘からの誘いを削除するのが、毎朝の日課だ。NETで買い物をするようになってから、その手の迷惑メールが激増してしまった。まったく、どこでどうやてって個人情報が漏れているのかと、恐ろしくなる。
 このところ世間を賑わしている「なりすましメール」のニュースなどを観ていると、改めてNET社会の危うさを認識せざるを得ない。

 こんなブログを書いておきながら言うのもなんだが、個人情報を公開するのは出来れば避けた方が良いと思う気持ちが常にある。私が特に苦手なのは、自分のブログに書き込まれることと、誰かのブログに書き込むこと。日々、自らの私生活を苦も無く書き込んだり、書き込まれたりしている人たちを見ていると、大変なことをよくやるもんだと感心してしまう。
 私も、はやりの「フェイスブック」にも登録をしているのだが、離れて暮らす子供たちの暮らしぶりを垣間見るためで、すべての友達リクエストは無視しているし、いいねボタンも押さない。
 できればと・・・PCもスマホも必要としない生活へのあこがれがだんだん強くなってきている気がする・・・

 PCやスマホは、なくても生活できるが「酒」がない生活はできそうもない。最近は、すっかりウィスキー党になった。特に、癖の強いシングルモルトが好きだ。写真はイギリス土産にもらった「TALISKER」。スコットランド、ヘプリディーズ諸島スカイ島唯一の蒸留所。スモーキーで潮の香味が強い。癖になる味わい。

2012年10月15日月曜日

「神去なあなあ日常」三浦しをん

 読書履歴の記録はやめてしまったが、相変わらず小説を読んでいる。昨日読み終えたのが「神去(かむさり)なあなあ日常」だ。
 高校を卒業したら、「とりあえずフリーターでもして・・・」と思っていた主人公・勇気が、親が勝手に決めてきた林業への就職。働く場所は三重県の神去。あまりにど田舎なので、逃げ出すこともできない。しかし、いやいや働くうちに、山の中で自然と共生している村の人たちに共感を覚えていく・・・というお話。
 三浦しをんの、「便利屋」や「文楽」や「辞書編纂」といった、マイナーな職業をテーマにした作品。他の作家でも、自分が知らない職業がテーマになった作品を読むのは、疑似体験ができるので好きだ。

2012年10月12日金曜日

昼飯を一人で食べる訳

毎日食べる昼食。大抵の人は数人の仲間で楽しそうに出かけていくのだが、私は基本的に一人で食べに行くことにしている。友達が少ない訳でも、極端な偏食だからでもない。「全社員に対して公平」であろうという、とてもささやかな努力なのだ。
 気の合う人とばかり食べに出かけていては偏見を持たれたり持ったりしてしまうし、順番に全員と・・・という訳にもいかない。「ならば、一人で」ということにしたのだ。「そんなこと気にしなくても良いのに」という人が多いが、何となく妙なこだわりではある。
会社近くにあるレストラン。食事後に、オープンカフェで飲むコーヒーが美味い。

2012年10月11日木曜日

何事もプロセスが楽しい

 今日から幕張メッセで「ホビーショー」が開催されている。仕事の始まりがプラモデル業界だったので、ホビーショーに足を運ぶことが多い。今回も招待状をもらっていたので予定に入れてあったのだが、午前中会議、夕方会議とスケジュールが入ってしまったのでパスすることにしてしまった。事前情報を仕入れたところ「あのメーカーが出展してません」とか「これは!という商品はなかったかも・・・」という答えが戻ってきた。ちょっとさびしい気分。

 写真は事務所近くの飯田橋再開発の工事現場。昼食のために前を通ったら珍しく囲いがオープンになっていたので写真を撮ってみた。比べるのはスケール感が違いすぎるが、ビルにしろプラモデルにしろ商品企画にしろ、完成を目指していくプロセスこそ楽しいもんだ。

2012年10月9日火曜日

 三連休。遊びに来た友人たちをもてなすために、静岡の名所めぐりを企画。まず最初に、9月に全面建て直しをして話題になっている「日本平ホテル」。泊まったのではなく、ホテルの庭からの眺めを楽しむためだ。入園料とか取られないので、申し訳ないと、お土産に、ちょっと高めの漬物を買ってみた。

 次は麦とろめしで有名な丸子の「丁子屋(ちょうじや)」で昼食。今年は、暑さのせいで「ムカゴ」が不作で、名物メニューが出来ずに困っているらしい。56畳の大広間が満席の繁盛ぶり。

 仕上げは、静岡市内、青葉通りにある「おでん横丁」で夕食。路地に、カウンターに8人ほど座れるだけのおでん屋さんばかりが、20軒ほど軒を連ねている。その中の一軒「みよしの」が目当て。客いじりが好きな大将のトークが人気で、他の店が空いていても、そこだけ満席。

 「おかげで、静岡を堪能できました。ありがとう」と言葉を残し、友人たちは帰路に。喜んでもらえて良かった。
 人を喜ばすために企画したことが当たると嬉しいものである。

2012年10月5日金曜日

さらに心機一転するために

 西新宿から、角川本社やグループ会社が集まっている飯田橋へ事務所移転したのが昨年の5月。新築ビルの9階で眺めはよいし、本社も近いので便利。広さも約1.8倍となったので、当分引っ越す必要はないだろう・・・と思っていたら、少しずつ増えたスタッフと荷物で、いつの間にか過密状態になってしまっている。
 来年以降の業績次第だが、もしかするとまた引っ越さなければいけないかも・・・ここは思案のしどころだ。

 事務所にしろ住居にしろ、それからブログにしろ「引っ越し」は、心機一転でわくわくするものだ。実際、引っ越すか引っ越さないかは未定だが、しばらくは、このわくわく感を楽しもう。

 現在の事務所の窓から見える、飯田橋駅付近の再開発。このビルが完成するころに、果たしてどこに事務所があるのだろうか?

2012年10月2日火曜日

心機一転、ブログを再開します

 ようやく引っ越し準備が整ったようなので、心機一転、ブログを再開します。タイトルを「コンテンツの海は、いつだって波高し!」と、ちょっとだけ洒落てみた。

 1975年、当時バンダイグループの一社だった(株)バンダイ模型・デザイン課に入社した私の最初の仕事は、「秘密戦隊ゴレンジャー」のプラモデルの組み立て説明図描きだった。以来、「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ「機動戦士ガンダム」等々、キャラクタープラモの開発やパッケージデザイン、そして出版企画に関わってきた。その間、紆余曲折、会社もいくつか変わって現在に至っている。
 


 会社は変わっても変わらないのが「コンテンツの海」を泳いでいるということ。ブームに乗り遅れ、業績不振で会社が倒産しそうになったり、V字回復してみたりと、まさに「コンテンツの海はいつだって波高し!」なのである。そんなこんなのエピソードを。新旧、硬軟取り混ぜて綴ってみたい。


 
 新幹線通勤を始めて、間もなく20年。毎日通過する東京駅が、長い時間をかけて復元。思わず一度丸の内から改札を出て、眺めてみた。全体がフレームに入らず残念。