2012年10月15日月曜日

「神去なあなあ日常」三浦しをん

 読書履歴の記録はやめてしまったが、相変わらず小説を読んでいる。昨日読み終えたのが「神去(かむさり)なあなあ日常」だ。
 高校を卒業したら、「とりあえずフリーターでもして・・・」と思っていた主人公・勇気が、親が勝手に決めてきた林業への就職。働く場所は三重県の神去。あまりにど田舎なので、逃げ出すこともできない。しかし、いやいや働くうちに、山の中で自然と共生している村の人たちに共感を覚えていく・・・というお話。
 三浦しをんの、「便利屋」や「文楽」や「辞書編纂」といった、マイナーな職業をテーマにした作品。他の作家でも、自分が知らない職業がテーマになった作品を読むのは、疑似体験ができるので好きだ。